著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

こんなにいる!ユニホームから白衣に着替えた大リーガー達

公開日: 更新日:

 現役時代、投手と医師の二足のわらじを履いていたのはドク・メディッチだ。彼はヤンキース、レンジャーズなどで124勝した大投手だが、たいへんな秀才でもあった。ヤンキース入団後、医科大学院に合格して現役中の77年に医師免許を取得。76年と78年には観客が心筋梗塞を起こして倒れた際、ユニホーム姿でスタンドに入り心肺蘇生術を使って救命し、男を上げた。

 野球と医学を両立させる選手は最近出ていない。どの医科大学院も出席に厳しくなったからだ。最近までリリーフ投手として活躍したクレイグ・ブレスロウは名門エール大学で医学前期を終えた秀才。プロ入り後、医師を目指してニューヨーク大医科大学院に願書を提出したが、拒否されて実現しなかった。現役ではカージナルスの主砲に成長したポール・デヨングも医学前期を終えた秀才ながら、二足のわらじは断念した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動