インターハイ中止の余波「最後の夏」消えた高校生の処方箋

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 新型コロナウイルスの感染拡大により、東京五輪は1年延期になったが、「最後の夏」を奪われたのは史上初のインターハイ(全国高校総合体育大会)中止が決まった高校生たちだ。この決定は、春のセンバツ大会が中止になった高校野球にも影響を与えるのは必至。中体連(日本中学校体育連盟)も今夏の全国大会を中止にする方針だ。

 問題はこれからだ。センバツ大会の中止が決まった学校の野球部員は気持ちの落ち込みが激しく、中には自暴自棄になった者もいる。先日、朝日大学(岐阜県瑞穂市)の野球部員(未成年)がホームレスの高齢者を投石で殺すという痛ましい事件があった。彼らがそうとは限らないが、ストレスを抱えてあらぬ行動に出てしまう者も中にはいるのではないか。指導者たちもこんな経験は初めてだけに「助言の言葉が見つからない」との声も聞く。

■不条理を乗り越える術

 スポーツ選手のメンタルカウンセリングを行っている専門家に話を聞いた。

 メンタルトレーナーの高畑好秀氏が言う。

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