藤浪二軍落ちに阪神淡々「痛くもかゆくもない」悲しい現実

公開日: 更新日:

 戦力的に痛手だ、という声が聞こえてこない。

 阪神藤浪晋太郎(26)が練習に遅刻して29日に二軍落ち。それでも、ネット上のファンは「そんなことより」と、同日に発覚した左腕・高橋遥のコンディション不良を心配する声が多かった。

 阪神は先発陣に不安を抱えている。開幕ローテーション入りが確定しているのは、昨季10勝の西と9勝の青柳だけ。駒が揃う強力リリーフ陣に比べて先発は明らかに手薄にもかかわらず、無期限ともいわれる藤浪の懲罰二軍降格にチーム内は淡々としたものだ。正捕手の梅野などは、藤浪離脱の影響などないとばかりに、「(先発陣は)特に大変だと思っていない。不安というものは感じていないです」と言い切っているほどである。

「藤浪と高橋の離脱で首脳陣はすぐさま、リリーフ要員だったガルシアと望月を先発候補入りさせた。高橋の故障離脱は痛いが、藤浪の方はそもそも計算に入っていない。埋まらないほどの穴ではないという認識です」(阪神OB)

 31日の紅白戦で5年目22歳のその望月が1回無失点。制球が乱れたものの、最速151キロと球に威力があった。ドラフト6位新人の小川も好投。藤浪の居場所はどんどんなくなりつつある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い