再始動ヤンキース田中 レッドソックス戦に数々の不安要素

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 強打者が揃うレッドソックス打線には、どちらかといえばカモにされている。昨季は2018年の打点王J・D・マルティネスこそ5打数無安打に封じたが、他の選手には分が悪い。ボガーツ(5打数2安打の打率・400)、ブラッドリーJr(4打数3安打の同・750)、デバース(5打数3安打の同・600)、モアランド(4打数3安打の同・750)と、主力打者には軒並み安打を献上しているのだ。

 狭い上に、いびつな構造のフェンウェイパークの特性にも足を引っ張られ、3本塁打を含む10本の長打を許した。

 レッドソックスといえば、アストロズ同様、サイン盗みをやっていたチーム。コーラ監督のクビは飛んだが、主力にまんべんなく打ち込まれているのは、サイン盗みだけが原因とも思えない。

 1912年開場のフェンウェイパークは現存する米国の球場では最古の球場。毎年のように改修を繰り返しているとはいえ、選手の動線やクラブハウスのスペースは極端に狭い。開幕後はソーシャルディスタンスの確保が最重要課題とされており、コロナ感染も含めてボストンでのレッドソックス戦は細心の注意を払った方がよさそうだ。

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