巨人サンチェス3回降板にブ然 原監督“怒り投手交代”の波紋

公開日: 更新日:

 原監督(61)が怒りの途中交代を告げた。

 5日の中日戦に先発した新外国人のエンジェル・サンチェス(30)を三回途中で降板。試合後に「ずるずる行きたくなかった。きょうは日曜日だし、総動員。これ以上は点をやりたくないというところ」と淡々と説明したが、交代の場面は先頭の福田に左中間二塁打を浴びたサンチェスが、打席に4番のビシエドを迎えてセットポジションに入ろうかというタイミング。二回に2死から8番のA・マルティネス、9番の投手・梅津、1番の溝脇に3連打を許して2点を先制されたとはいえ、球数36球での余りに唐突な降板指令に、マウンド上の助っ人右腕がボー然と立ち尽くすのも当然だった。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。 

「サンチェスは初登板から2連勝しているとはいっても、原監督の信頼度は低いということでしょう。確かに、オープン戦から直前の練習試合まで不安定な投球が続いていた。ただ、翌日に試合がないことを考慮しても、降ろされた投手からすれば不満の残る降板です。しかも先週、先発陣に『最低でも7、8回は投げて欲しい』と要望していた直後ですから。怒って突発的に交代を告げたように見え、サンチェス本人も憮然とした表情だった。これは尾を引くかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 2
    悠仁さまは昆虫学を究めたいと望むも…「自然誌を学ぶ大学」が玉川大学ではなく東大が濃厚なワケ

    悠仁さまは昆虫学を究めたいと望むも…「自然誌を学ぶ大学」が玉川大学ではなく東大が濃厚なワケ

  3. 3
    『ザ・ノンフィクション』話題の婚活回で“パロディー”にもなった50代男性の現在

    『ザ・ノンフィクション』話題の婚活回で“パロディー”にもなった50代男性の現在

  4. 4
    7カ月遅れで完成…岡田准一&宮崎あおい“5億円豪邸”の評判

    7カ月遅れで完成…岡田准一&宮崎あおい“5億円豪邸”の評判

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    「らんまん」語りで8年ぶり地上波連ドラ出演も…宮崎あおい“不倫・略奪”に今も女性の拒否反応

    「らんまん」語りで8年ぶり地上波連ドラ出演も…宮崎あおい“不倫・略奪”に今も女性の拒否反応

  3. 8
    小室圭さん“年収倍増”報道で《お前らが努力しなかった10年で年収3800万円になった》投稿が話題

    小室圭さん“年収倍増”報道で《お前らが努力しなかった10年で年収3800万円になった》投稿が話題

  4. 9
    STARTO本格始動で際立つ日テレのシタタカさ…TV各局×旧ジャニーズ“蜜月濃度”には微妙な変化

    STARTO本格始動で際立つ日テレのシタタカさ…TV各局×旧ジャニーズ“蜜月濃度”には微妙な変化

  5. 10
    小池都知事は次の選挙で「カイロ大卒」と記すのか 学歴詐称疑惑再燃で「選挙公報」に注目集まる理由

    小池都知事は次の選挙で「カイロ大卒」と記すのか 学歴詐称疑惑再燃で「選挙公報」に注目集まる理由