巨人エース菅野をむしばむ「最低8回は投げろ」の過酷指令

公開日: 更新日:

 巨人菅野智之(30)が今季初の完封勝利を挙げた。3日の中日戦で六回まで無安打無得点。七回にビシエドに二塁打を浴びたものの、打たれたのはこの1安打のみ。122球を投げ抜いた。

 先発投手陣にはある指令が下っていた。開幕から2日までの12試合中、先発が7回を投げ切ったのは開幕戦の菅野と2日の桜井だけ。この日の試合前、報道陣に対応した宮本投手チーフコーチがこう言った。

「きのう(原)監督と話をして、先発には最低7、8回は投げて欲しいと。(高木)京介とか(中継ぎ陣)の登板数が増えている。球数は少なく、イニングは多く。中6日なんだから、先発はもう少し投げていただかないと。今日はエース(菅野)。やってくれないと困ります」

 これに菅野も呼応。「もっと先発が頑張らないと。長いイニングを投げられるようにしたい」とマウンドに向かった。前回登板のヤクルト戦は5回3分の2を投げ、7安打5失点で降板。嫌なイメージを払拭する好投となった。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発