頭部打球直撃の田中将大 ハンパない恐怖との闘いが始まる

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 モチベーションにも影響を及ぼしそうだ。

 4日(日本時間5日)の練習中に頭部に打球を受けたヤンキース・田中将大(31)は6日、本拠地ヤンキースタジアムの室内でバイクをこぐなど軽く体を動かした。前日には「軽度の脳振とう」と診断されたが、ブーン監督は「(脳振とうによる)症状などは出なかった。ここまでの体の状態や反応は問題がなく、安心している。また、重要な一歩を踏めた」と話した。

 メジャーでは選手の健康を優先し、田中のように脳振とうを起こした選手は7日間の「脳振とうリスト」に入って経過観察が義務付けられる。視力、平衡感覚が正常と診断されなければ、戦列には復帰できない。

 仮に田中に異常が見られなくても、問題なのはメンタルだ。

 頭部に打球が直撃した投手は恐怖心から本来の投球ができなくなるケースが少なくないからだ。脳振とうを克服してマウンドに戻るのはまだましで、中には引退を考える投手もいるほどだ。

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