4連敗の巨人がビクつく鬼門マツダS…13連敗の悪夢再び?

公開日: 更新日:

 嫌な記憶が蘇るのではないか。

 4連敗で首位の座をヤクルトに明け渡した巨人にとって、14日からの広島戦は「鬼門」の敵地・マツダスタジアムである。

 昨年の同じ時期、7月19日からの3連戦では鈴木誠也にサヨナラ安打を浴びるなど、屈辱の3連敗。雨模様のジメジメとした「高温多湿」のコンディションの中、いずれも2点差以内の接戦を落とし、ヘロヘロになったチームは直後の13試合で3勝10敗と尾を引いた。今回の3連戦も高温多湿の予報だ。

 そうでなくても、巨人は広島に5年連続で負け越し中。2017~18年にマツダスタジアムでは13連敗を喫するなど、16年からの3年間で11勝25敗1分けとコテンパンにやられている。原監督が復帰し、リーグ優勝を果たした昨季も、ここでは4勝7敗1分けと苦手意識は払拭できないままだった。

■「まだ勝っとるやろ!」

 巨人のある選手はこう漏らしている。

「マツダでの試合は、たとえ勝っていても、声援というか球場の雰囲気にやられる。結果として接戦が多いけど、いつの間にか負けている感じ。そういう試合を繰り返していると、試合終盤でどうしても逆転される気がしてしまう。13連敗もしたらどうしたってそんなメンタルになりますよ。あの頃は特にリリーフ陣が雰囲気にのまれていた。マツダでちょっとでも劣勢になると、『ああ、またか……』とベンチが静まり返る。去年8月に広島に6点差を1点差まで追い上げられた時、主将の坂本が『なんや、このベンチは。暗過ぎる。まだ勝っとるやろ!』とナインにゲキを飛ばしてなんとか逃げ切った試合があった。普通にやっていては、なかなか勝たせてくれない球場なんです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状