東京五輪中止のXデー…IOC幹部の暗示発言で埋められる外堀

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの世界全体の感染者は累計1400万人を超えた。1年延期された東京五輪の舞台も、連日感染者の数は3ケタを記録し終息の兆しはみえない。

 23日にはメインスタジアムの国立競技場でのイベント「一年後へ。一歩進む。~+1メッセージ~TOKYO2020」が行われ、白血病からの復帰を目指す競泳池江璃花子(20)が出演。1年後に持ち越された東京五輪へのメッセージを発信したが、1年後の開催を信じている者は国際オリンピック委員会(IOC)にも皆無だろう。

 スポーツライターの津田俊樹氏(国士舘大政経学部非常勤講師)が言う。

「東京五輪の開催にあたり関係者間の調整を図るジョン・コーツ調整委員長は5月、『五輪の開催可否は10月が重要なタイミング。ワクチンが開発されても十分な量が世界中で確保できなければ開催は難しい』と述べた。トーマス・バッハ会長も今月15日の会見で『我々は無観客での開催を望んでいない』と語った。両者の発言は当たり前のことで、中止を暗示しているとも受け取れます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景