G戸郷は負けてなお評価…“難敵攻略係”で桑田超えの年俸に

公開日: 更新日:

 巨人戸郷翔征(20)が連敗を喫した。

 29日のDeNA戦に先発。梶谷、高城に浴びた2発に泣き、5回4安打3失点。7三振を奪ったものの、22日の中日戦に続いて2敗目(3勝)となり、「調子が良かっただけに、あの2本のホームランは凄く悔しい」と唇をかめば、原監督は、「防げる本塁打なのか、防げなかった本塁打なのか、本人がどういうふうに考えているのかというところ」と反省を促したが、これも期待の裏返し。高卒2年目右腕への首脳陣の評価は、依然として高いという。それは、これまでの「3勝」の内訳にある。

 昨季2位のDeNAから1勝、5年連続で負け越している天敵・広島から2勝を挙げているのだ。広島のチーム打率はリーグトップの・287、DeNAは同2位の・273。開幕前に優勝争いのライバルと目された2トップの打線を封じていることに意味がある。巨人はこれまで広島に4勝1敗1分け。DeNAには6勝2敗と大きく勝ち越している。「これは戸郷の働きが大きい」と巨人の関係者が目を細めるのには、こんな理由がある。セのスコアラーがこう言った。

「戸郷のクセ球のせいで、後の試合で打撃を狂わされる打者が多いのです」

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