G菅野が単独トップ5勝目…完全無双の投げまくりは一石二鳥

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 23イニング連続無失点中だった巨人菅野智之(30)が失点した。

 28日のDeNA戦。初回に犠飛で1点を失うと、六回にも1失点。7安打を浴びたが、7回120球2失点の粘投で無傷の5勝目を挙げた。

 勝ち星、防御率1・69はいずれもリーグトップ。他球団のスコアラーは「今年は直球がいい時に戻っている。スライダーはもっと良くて、曲がりが打者寄りになり、大きくなっている。だから、だいぶボールゾーンに外れたスライダーでも打者は振ってしまう」とお手上げ状態である。

 菅野はオフに今季の目標を「20勝」に設定している。コロナ禍で試合数は120に減ったものの、31試合目で5勝なら、数字上は不可能ではない。

 今季は投球回数(42回3分の2)でも、リーグトップの阪神・西に肉薄する2位につける(28日現在)。菅野は毎年「200イニング」にこだわってきた。昨季は腰痛に苦しみ、136回3分の1。3度の登録抹消を経験し、7年目で初めて規定投球回に届かなかった。状態の良い今季は、フル回転する中継ぎ陣を気遣い、「先発が頑張って長いイニングを投げないといけない」と2度の完封勝利を収めている。

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