甲子園交流戦は情実てんこ盛り 全生中継するNHKへの疑問

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そもそも朝から晩までタレ流すことに批判あるが…

 春夏の甲子園大会はたかだか高校生のクラブ活動だ。

 それでも真剣勝負という前提があったからこそ、OBや、普段は野球に興味がないようなお茶の間のファンまでおらが町の学校に熱を上げ、松井秀喜、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大らのスターが生まれた。

 もちろん、選手たち自身は真剣だが、しかし、勝負に「情実」が加わった今大会は単なる高校生のお遊びのクラブ活動のようなものと思われても仕方がない。

 大会を後援する朝日新聞と毎日新聞、スポーツ紙がお涙頂戴で騒ぐのは勝手だが、国民から受信料を取るNHKが、そんなお遊びの大会を全試合生中継するのはおかしくないか。

■大人のカネ儲けに利用

「そもそも受信料を取っているNHKが高校生のクラブ活動を朝から晩まで中継すること自体おかしいのに、思い出づくりみたいな試合をタレ流すなんてもってのほか。球児のため、子供たちのためと言いながら、要するに子供たちは大人たちのカネ儲けに利用されているのです。無観客がせめてもの救いで、5000人でも客を入れていたら、カネ返せとなるところ。そんな試合を中継するのは視聴者に対して失礼でもある。さっさとやめるべきですよ」

 とは作家の吉川潮氏だ。 

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