天性に加え“練習の虫”…ドラフト上位指名も視野の長距離砲

公開日: 更新日:

井上朋也(埼玉・花咲徳栄/三塁手)

「結果は残せませんでしたが、だからといって彼の評価が下がるわけではありません」

 10日の交流試合(対大分商)に出場した井上について、ネット裏のあるスカウトはこう言った。

 2打数無安打(三邪飛と三ゴロ)、2四球に終わったものの、プロが評価するのはパワーと体格(181センチ、86キロ)に似合わない俊敏性だ。

■パワーとスイングの速さはドラ2の先輩以上

「体がガッチリとしている割に、三塁手としての動きはいいし、足も速い。なにより彼のスイングスピードに注目しています。かなり練習を積んでも、そうそうあのレベルにはなりませんよ。同じ花咲徳栄から(ドラフト2位で)日本ハムに入団した野村佑希(20=2年目の今季は13試合で2本塁打)とは打者としてのタイプが違いますが、高校時代の野村と比べると、パワーとスイングの速さでは井上に軍配が上がります。加えて打撃に積極性があるから将来が楽しみな選手です」(前出のスカウト)

 高校通算50本塁打。スカウトが絶賛するスイングの速さは天性のものらしいが、井上は才能を生かすための努力も欠かさないという。チームメートはこうクチをそろえる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘