松山英樹ツアー最終戦「夢の16億円」獲得に3つの条件

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【ツアー選手権】第1日

 優勝者が年間王者となり1500万ドル(約16億円)のボーナスを獲得できる今大会は、フェデックスカップランキング上位30人が出場。プレーオフシリーズ第2戦までのポイント順にストローク差が設定され、トップのD・ジョンソンは10アンダー、松山英樹は4アンダー6位タイからのスタート。初日の松山は2バーディー、2ボギーの70。通算4アンダー14位タイと順位を下げた。トップはD・ジョンソンとJ・ラームで13アンダー。

 松山は史上5人目となる7年連続出場を果たしたが、今季のデータを見ると弱点がはっきり見える。

①フェアウエー(FW)キープ率149位(57.27%)
②平均パット数74位(1.75)
③パーオン率53位(68.65%) 
④パット貢献度に至っては178位(-0.473)である。

 FWを外し、グリーンにも乗らず、パットにも苦労しながらこのポジションにいるのは立派ではあるが、2打差で惜敗した前週のBMW選手権も同じ傾向だった。

①56位(39.29%)
②17位(1.784)
③55位(51.39%)
④31位(+0.554)

 一方、グリーン回りのショートアプローチの貢献度(6.078)は大会1位。グリーン上以外のショット全般の貢献度(8.707)とパーオンを逃してパーかそれ以上のスコアで上がる確率(71.43%)は同2位だった。

 BMW選手権の会場(オリンピアフィールズCC)は難易度が高く、優勝スコアはJ・ラームの4アンダー。アンダーパーフィニッシュは5人しかいなかった。グリーンを外してもパーを拾えば勝負になったが、最終戦は例年の展開からバーディーの取り合いが予想される。

 フェアウエーをキープし、バーディーチャンスにつけ、しかもパットもボコボコ沈めなければ夢の16億円には手が届かない。

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