新人王先輩が広島・森下に金言「巨人戦と阪神戦に投げよ」

公開日: 更新日:

森下暢仁(広島)投手・1年目・23歳

「軸がぶれない。直球はきれいなタテ回転でスピンが利いています。カーブなどの全ての変化球の精度が高い。真上から投げ下ろすフォームは、腹筋や背筋といった体幹を使います。体力がないと徐々に崩れてきますが、出身の明大はよく投げてよく練習するチーム。今のところ、体力も問題なさそうです。真上からのフォームでは珍しく、球持ちが良くて、初速と終速が変わらないから、球速以上に球が速く感じるタイプです」

 自身も広島の投手として1985年にセ・リーグの新人王を獲得。広島で投手コーチ、編成部長などを歴任した川端順氏がこう続ける。

「右打者のインコースにズバッと投げられる。これができる投手はなかなかいないんです。コントロール、度胸があります。私が新人の時は古葉監督、その後に投手コーチを務めていた時、山内(95年)や沢崎(97年=現投手コーチ)が新人王を取った時は三村監督と話をして意識してやったことがあります。投票権のある担当記者が多い巨人阪神戦に集中的に登板させるのです。好投すれば目の前で印象づけられます。ライバルは巨人の戸郷。直接対決で勝つことが大事になります。これからは、ローテを崩してでも森下の新人王のためにシフトを敷くべきです」

 13試合で6勝3敗、防御率2.63(10月2日現在)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑