カナダ行きは断念の紀平梨花に「プルシェンコに師事」情報

公開日: 更新日:

表現力に課題を残したまま

 ロシアなど欧州メディアによれば、オーサー氏に代わる新たなコーチとして、あのロシア皇帝の名前が浮上しているという。五輪、世界選手権、GPファイナルで、合わせて9度の頂点に立ったエフゲニー・プルシェンコ氏(37)だ。現在はモスクワを中心にロシア国内でスケート教室を運営し、ジュニアを中心に次代のトップスケーター育成に励んでいる。

 紀平は現在、モスクワのプルシェンコ氏とはSNSなどのオンラインを通じてコミュニケーションを図り、演技の具体的なアドバイスを受けているという。

 紀平は長らく指導を受けてきた浜田美栄コーチと練習法を巡る意見の食い違いもあって確執がささやかれてきた。今回、コーチをカナダ人からロシア人に変更するのは、コロナ禍の影響もあるが、何よりも課題の克服を優先したためだといわれる。

 紀平はシーズンオフの練習で、女子では実施が難しいとされる4回転サルコーに成功するなど、ジャンプやスケーティングの技術を高めている。その一方で、海外勢に比べて見劣りするとされる表現力に課題を残したままだ。現役時代は感情をあらわにする表現力を武器としていたプルシェンコ氏に師事してレベルアップを図る狙いだ。

 ロシア人コーチの指導で、ロシア勢の牙城を崩せるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校