レイズ筒香がPS出番減に直面…速球派に“ダルマさん”の試練

公開日: 更新日:

 レイズ・筒香嘉智(28)の出番がメッキリと減っている。

 6日現在、ポストシーズンはワイルドカードゲーム、地区シリーズ合わせて5試合中2試合に出場しただけで、計3打数無安打1三振。6日のヤンキースとの地区シリーズ第2戦は四回2死一、二塁の好機で代打に起用されたが、3番手右腕オッタビノに左飛に倒れた。

 左打ちの筒香はレギュラーシーズンでは、相手先発が右腕の時にスタメン起用されてきた。このヤンキース戦は初戦がコール、2戦目が新人ガルシアの両右腕が先発しながら、三塁のスタメンを同じ左打のウェンドルに譲った。

 筒香がポストシーズンで出番が減った原因は相手投手の左右ではなく、投球のタイプだ。コール、ガルシアの両右腕とも、速球が武器の本格派で、キャッシュ監督は筒香では荷が重いと判断したようだ。

 筒香はDeNA時代から速球を苦手としており、今季も攻略したのはいずれも技巧派だった。今季、筒香が本塁打を放った投手は、ブルージェイズの韓国人左腕である柳、マーリンズの右腕ロペスら、直球の最速が150キロ前後のメジャーでは軟投派ばかり。球種は8本塁打のうち、6本が真ん中から外寄りの変化球で、残りの2本の直球はいずれも150キロ未満だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較