東海大野球部“薬物汚染”でドラフト大混乱「指名できない」

公開日: 更新日:

 プロアマ球界に衝撃を与える東海大学野球部の大麻事件。首都大学リーグで73回優勝という圧倒的実績を誇り、巨人の原監督やエースの菅野ら多くのプロ野球選手を輩出する強豪野球部の寮を舞台にした薬物汚染は、来週26日に控えたドラフトも直撃している。

 関東の大学野球部関係者が言う。

「事件が明るみに出てすぐ、プロ野球のあるスカウトから『なにか情報はないか』と連絡が来ましたよ。最低でも7人の部員が事件に関与しているとかで、その中にもし、今度のドラフトでの指名を考えていた選手がいるとすれば、大変なことになりますからね。情報収集に必死な感じでした」

■臆測が乱れ飛ぶ

 事件直後から、大麻使用の“主犯格”として、元プロ野球選手の息子の名前が取りざたされていた。週刊誌などでは報じ始められているが、大学も野球部も当該選手の名前はもちろん、学年やレギュラーか否かなど、特定につながる可能性がある情報は一切、公表していない。

 一部スポーツ紙で「ドラフト候補の関与はない」と報じられているものの、大麻を使用した部員の情報が明らかにされていないため、スカウトの間でもさまざまな臆測が乱れ飛んでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  4. 9

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する