今季グチャグチャ渋野日向子…データが示す大不振の原因

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「今週は攻めのゴルフを見せてくれると思いますよ」

 ツアー関係者がこう言うのは渋野日向子(21)のことだ。

 6日開幕のTOTOジャパンクラシック(茨城県・太平洋C美野里C)は、コロナ禍の影響で全米女子プロゴルフ協会の公式戦としての開催は中止。無観客で国内ツアー単独の特別公認競技として行われる。

■「予選落ち」ない大会で問われる真価

 渋野は今季初戦のアース・モンダミンカップで予選落ち。8月からの海外遠征6試合も、昨年優勝の全英女子オープン(予選落ち)も含めて見せ場はなし。先週の、樋口久子前女子プロ協会会長の冠大会でも3打及ばず決勝へ進めなかった。

 今週の大会は78人しか出場できず、予選落ちがない。よって冒頭の関係者は「初日から積極的にピンを狙ってくると思います」というのだが、今の渋野にそれができるのか。

 昨年の渋野は実質プロ1年目。失うものも、恐れるものもなかった。今季はメジャーチャンピオンとしてファンは見ているし、本人もそれに見合うプレーをしたいと過剰に意識している。オフには、来季の米ツアーシード権を取るためにアプローチの種類を増やす練習をしたが、ロブショットやピンのニアサイドに外したアプローチなどはまだまだ。グリーンを外すと、見ている方が「パーが取れるのか」と心配になるほどだ。

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