大谷翔平の代名詞「160km右腕」変化したメジャーでの価値

公開日: 更新日:

 ドジャース対レイズのワールドシリーズを見て、「メジャーの投手はやっぱりスゴいなぁ」と感じたファンも多いのではないか。

 例えばドジャースが優勝を決めるまでの4、5、6戦で160キロ以上の速球を投げた投手は両チーム合わせて4人。レイズはフェアバンクスとグラスノー、ドジャースはグラテロール、メイが160キロをマークした。投手の160キロはいまや当然とまでは言わないが、珍しいことではなくなったのだ。

「投手の球速が速くなったのは、ここ2、3年でしょう」と、スポーツライターの友成那智氏がこう続ける。

「短いイニングを投げるリリーフはともかく、グラスノーやメイといった先発投手も160キロの速球を投げますからね。投手の球速が最近、急激にアップしたのは全米各地のトレーニング施設や有名な指導者の影響が大きい。基本的には体幹を鍛えるそうで、そういった施設や指導者のもとでトレーニングを積むと、2年くらいのうちに最低でも球速が3、4キロアップするといわれています。例えばダルビッシュは今季、速球の平均球速が154・8キロでした。ここ2、3年で球速が4キロほど上がったのもハードなトレーニングを積んだ成果でしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束