G菅野「急転残留」の現実味…コロナ、日本S惨敗が不安の種

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 さらに、球界OBはこんな指摘をする。

「今年、メジャーの複数球団が菅野の1歳年上で沢村賞を獲得した中日大野雄大(32)に関心を寄せていたが、大野は中日残留を決めた。メジャー挑戦へと踏み切る自信が持てなかったようです。菅野はソフトバンクとの日本シリーズで第1戦に先発し、栗原に一発を浴びるなど、6回4失点で負け投手となった。ソフトバンク打線に力負けした感もあり、本人も少なからずショックを受けているはずです」

 初戦でチームの勢いをつくれず、2年連続の4連敗という屈辱を味わった。これまで一度も経験していない日本一を、またも達成できなかった。

■米球界はコロナ禍ですべてが不透明

「ただでさえ米球界はコロナ禍により、来季の試合数を含めてすべてが不透明。ダルビッシュや田中、前田のように米国での生活に慣れている選手はまだしも、今年、メジャー挑戦した筒香や秋山、山口は、新たな環境に適応するだけでも大変なのに、筒香や山口が途中帰国を強いられるなど、心身ともに苦労していた。年齢を重ねるごとにメジャーの評価は下がっていきますが、今季はメジャー挑戦を封印、海外FA権を取得する来季、日本一に再挑戦し、コロナの状況を踏まえた上で改めて移籍の機会をうかがっても、何ら不思議ではありません」(前出のOB)

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