桃田が白星復帰 年明けは事故と条件重なる試練のタイ遠征

公開日: 更新日:

 今年1月のマレーシア遠征で交通事故に遭い、全身打撲などの重傷を負ったバドミントン男子シングルスの桃田賢斗(26)が23日、公式戦に復帰した。全日本総合選手権1回戦で高校生相手に2―0のストレート勝ち。大会3連覇に向けて順調なスタートを切った。

 事故に巻き込まれた1月の大会以来11カ月ぶりのコートに立った桃田は「緊張から少しミスが多い場面があったが、動きやシャトルの感覚は悪くなかった。修正して、また試合に戻れたらいい」と、安堵の表情を見せた。

 コロナ禍により、延期や中止に追い込まれた国際大会が来年1月から再開する。桃田はタイで行われるワールドツアー2試合に出場する予定。1年ぶりとなる国際大会では、海外のトップ選手を相手に高いレベルで実戦感覚を磨く絶好の機会になるとはいえ、現地では試練が待ち受けている。

 桃田は「全日本総合の1回戦はすごく緊張する。久しぶりの試合ということもあって不安が大きかったけど、意外と落ち着いてプレーできた」と振り返ったが、事故による肉体的ダメージは回復しても、メンタルに不安を抱えたままだからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景