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安彦考真

1978年生まれ。神奈川県出身。43歳。身長175センチ、体重74キロ。2018年に練習生を経て「年俸ほぼ0円」でJ2水戸と40歳でプロ契約。19年にJ3のYS横浜に「年俸120円」で移籍。同年開幕戦に41歳1カ月9日で途中出場。ジーコのJ最年長初出場記録を更新した。20年限りで引退。「おっさんJリーガーが年俸120円でも最高に幸福なわけ」(小学館)が発売中。オンラインサロン「Team ABIKO」も開設した。

2010年W杯 南アフリカの地で違和感を拭い切れなかった

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「北沢さんには本当によくしていただいたし、いろんな国に行ったり、普通はできないような経験もさせてもらったけど、どうしても違和感は拭い切れませんでした」

 それは、16年に小林悠(川崎)のマネジャーを務めた時も同じ。

 実弟である安彦篤氏が麻布大学付属渕野辺高校(現麻布大学付属高校)のサッカー部監督を務めている関係で小林が10代の頃に知り合った。

 弟のように可愛がり、キャリア全般をアドバイスするような関係を築いていたが、結果的には短期間で身を引く決断をした。

「悠とは今もいい関係ですし、彼をすごく尊敬しています。ただ、僕はやっぱり『人をサポートする』のではなく、自分の船を持って操縦しないと気が済まないタイプ。それを彼らから学ばせてもらい、その後の生き方にもつながっています」

 自分らしい生き方の模索はまだまだ続く。=つづく

(取材・構成=サッカージャーナリスト・元川悦子)

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