有原航平にメジャーの洗礼 成否は“剛速球の制球”がカギ

公開日: 更新日:

 レンジャーズにポスティングで移籍した有原航平(28)が日本時間3日、ホワイトソックスとのオープン戦に初登板。2イニング相当を5安打3失点、1四球だった。一回1死一、二塁のピンチで若手内野手ボーンに3ランを許すなど、メジャーの洗礼を浴びた。

 ウッドワード監督によれば、キャンプでは新たにカーブの習得に取り組んでいる。日本で投げていた球よりも球速を落として打者のタイミングを外すためだという。

 有原は昨季、自己最速タイとなる155キロをマークした。メジャーでは150キロ台後半の直球を投げる投手がゴロゴロいるだけに、スローカーブを球種に織り交ぜて緩急をつけるのが狙いだ。

 日本ハム時代の有原は与四球率2.09と悪くはなかったが、勝負どころで制球が甘くなって痛打を浴びるケースは少なくなかった。150キロ超の直球に、数種類の変化球を駆使しながら、安定感を欠いたのは肝心の直球の制球に問題があったからだ。

 有原は日本に比べて滑りやすいメジャー公認球への適応に苦戦。練習メニューにブルペンでの投球がない日は個別にキャッチボールを行うなど、開幕に向けて必死の調整を続けている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情