虎佐藤輝がOP戦5号 ミスター級のバカ当たりで気になる反動

公開日: 更新日:

 佐藤輝はこれまでオープン戦全9試合に出場。試合終盤に途中交代することもあるが、キャンプの紅白戦、練習試合を含め、ほとんどの試合に出続けている。矢野監督はキャンプ終盤、多くの投手と対戦し、守備の経験を積ませるため、できる限り試合にフル出場させる方針を示していた。

■フル出場の体力的問題

「春先、体力的な問題をどう乗り越えられるかでしょう」とは、阪神OB。

「多くの試合に出ることで経験を積むことはできますが、初めてのキャンプからの疲労もあるはず。その反動が開幕直後に出ないとも限らない。アマ選手は年間を通して試合に出続けた経験がない。何年もプロ生活を送っている選手でさえ、4月から5月にかけて疲れがたまる。まして佐藤輝はキャンプ中の連続ティー打撃でバテてしまい、コーチから『持久力がない』と指摘されている。スタミナ面で不安がある上に疲労がたまれば、その分、故障のリスクも高まります」

 オープン戦新人本塁打記録を持つ佐々木恭介の1年目(社会人出身)は開幕一軍で迎えるも、夏場に故障するなど公式戦は5本塁打に終わった。

 本当に長嶋(29本塁打)や田淵(22本塁打)に近づくには、まずは“ひと山”乗り越える必要がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋