空手・植原歩にパワハラの強化委員長更迭 メダル量産暗雲

公開日: 更新日:

 騒動はさらなる広がりを見せそうだ。

 東京五輪空手女子代表の植草歩(28)が、師匠でもある全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長(65)からパワハラを受けたと訴えている問題で、全空連の倫理委員会が31日、両者から事情聴取。竹刀を使用した練習で目を負傷したとする植草の主張が事実だと認定された。が、「竹刀で顔面を突かれた」と訴える植草に対し、香川氏は「顔を突くことはない」と主張。突いたのか、アクシデントだったのかは判然としないままである。

 全空連は香川氏に対して資格停止などの処分を下す見通し。植草は傷害容疑で師匠を刑事告訴する準備を進めていることも分かった。

「強豪の帝京大空手部出身の植草と同部監督の香川さんは10年以上にわたって一心同体の師弟関係にあったから、今回の騒動は連盟内でもみな驚いている。今後、連盟の調査や裁判によって事実の詳細が明らかになるのでしょうが、東京五輪開幕まで4カ月を切ったこの時期のゴタゴタが日本代表に与える影響は大きい。良くも悪くも、香川強化委員長あっての日本代表でしたから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?