ソフト千賀が負傷降板…鷹と侍Jは大誤算、メジャー白紙も

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 ソフトバンクのエース・千賀滉大(28)にアクシデント発生だ。

 今季初登板の6日、六回に日本ハム・渡辺のピッチャーライナーを体勢を崩しながら捕球。完全に転倒していれば惨事は免れたのだろうが、スパイクの歯が硬いマウンドに食い込んだのか、左足首に全体重が乗ったまま崩れ落ちてしまった。

 千賀は患部を押さえたまま立ち上がれず、しばらく苦悶の表情。担架で運ばれて無念の降板となった。

 チームは7日、札幌市内の病院で検査を受けた結果、「左足首の捻挫」と診断されたと発表。今後は専門医の再診を受けるが、復帰時期などは未定だという。

 工藤監督にとっては大きな痛手だ。この日、なんとか連敗を「5」で止めたものの、千賀は昨季投手3冠(11勝、149奪三振、防御率2.16)の押しも押されもせぬエース。それが両足のケガから復帰した初戦で再び離脱となれば、チームの士気にも影響しかねない。

 東京五輪で指揮を執る稲葉日本代表監督も、千賀がいるといないとでは大違い。こちらも真っ青だろう。

 千賀自身も大幅な方針転換を迫られかねない。順調なら今季は国内FA権を取得し、球団にメジャー挑戦のためのポスティングを認めてもらうラストチャンスだった。今季絶望となればそれも白紙。せめて今後の投手人生に響かないことを祈るばかりだ。

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