“天性の飛ばし屋”阪神・佐藤輝「東京五輪大抜擢」はあるか

公開日: 更新日:

 やっぱりパワーはハンパない。

■19打席ぶり2号HR

 1日、阪神佐藤輝明(22=近大)が広島戦の第3打席で右翼席へ2号ソロ。真ん中に入った変化球を捉え、開幕2戦目(3月27日)以来、19打席ぶりのアーチをかけた。

 開幕戦でプロ初打点、2戦目でプロ初本塁打と順調な滑り出しを見せた黄金ルーキーだったが、この広島3連戦はプロの壁にぶつかった。前日までの2試合は8打数1安打6三振。打率は・158まで下がった。31日の試合ではタイミングを外され、バットを3本も折った。この日の試合前には井上ヘッドコーチからアドバイスを受けるシーンもあった。

 オープン戦で新人記録の6本塁打を放ったとはいえ、佐藤はプロ入り前から「対応力」が課題と言われてきた。大学時代は結果が出ないと、上体に頼った打ち方をすることもあったという。佐藤をチェックしていたスカウトの中には、「プロの投手に慣れるためにも、1年間は二軍で経験を積んだほうがいい。三塁や外野の守備もまだまだ課題は多いからね」との声もあった。

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