大阪の感染者激増はセンバツが原因?西宮市の保健所を直撃

公開日: 更新日:

「センバツが主な原因ではないか」

 そんな声がインターネット上にあふれている。

 新型コロナウイルスが先月下旬から、特に大阪府で猛威を振るっていることに関してだ。

 大阪府は6日、新規感染者数が過去最多の719人を記録。吉村知事は記者団に対し「数日中に重症病床の使用率が70%になると判断している」と述べ、その際は直ちに医療の非常事態宣言を発令する方針を示した。同日、隣り合う兵庫県は276人で、神戸市は過去2番目となる126人だった。

 厚生労働省の発表したデータによると「感染から発症までの潜伏期間の多くは5日から6日」。大阪府の緊急事態宣言が解除されたのは3月1日で、センバツの開幕は同19日。そこから出場校の応援団や地元関係者、ファンらが1日につき1万人を上限に全国から甲子園に訪れた。だから先月末から大阪や兵庫で感染者が激増したのではないか――というのだ。

 3月下旬は春休みや卒業旅行シーズンとも重なるが、「3月中盤までは(客室利用が)40%くらいでしたが、甲子園が始まると全国からお客さまが来てくださって満室でした。ほとんどの人が甲子園目的だと思います」と語るのは、甲子園球場からほど近い阪神電車・尼崎駅周辺ホテルの従業員。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン