アスリートがワクチンに殺される…副反応で体調不良が続出

公開日: 更新日:

 こうした副反応を恐れ、五輪欠場を示唆する選手も。ロンドン五輪銀メダリストである陸上のヨハン・ブレーク(31=ジャマイカ)は「ワクチンを接種するぐらいなら、東京五輪を欠場した方がまし」と発言。米国オリ・パラ委員会の医事責任者は今年1月、副反応によるパフォーマンス低下を懸念するアスリートが多く、ワクチン接種を拒否する選手が出る可能性を指摘していた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は各国の接種状況に差があることから、接種を推奨にとどめ、東京五輪の参加条件には定めていないが、韓国や豪州ではコロナ対策として、五輪代表選手の優先接種が始まるなど、五輪参加のための必須条件になっているといっても過言ではない。

 ワクチンによる副反応で苦しむことになれば、調整遅れは避けられず、肝心のパフォーマンスにマイナス影響を及ぼすのは必至。とくに日本は世界と比べてワクチン接種が遅れている。東京五輪開幕は7月23日だが、接種がずれ込むほど、リスク回避は困難になる。

 このままではアスリートは五輪以前に、ワクチンでボロボロにされる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態