著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

最大の被害者は大谷翔平 飛ばないMLB公認球で本塁打数激減

公開日: 更新日:

 今回の措置で、気になるのは打球の飛距離の変化だ。

 MLBは115メートルの大飛球の場合、30~60センチ飛距離が落ちるとみている。これは一見、小さい数値に感じるがホームランバッターに与える影響は大きい。30~40本打つ選手の場合、大抵ぎりぎりでフェンスを越える一発が数本はあるからだ。

 今のところ、この飛ばないボールで最も被害を受けているのは大谷翔平だろう。4月に2本も損しており、4月19日のレンジャーズ戦で有原から打ったセンターのフェンスを越えそうだった大飛球と、同28日の同じカードでレフトフェンスの上部を直撃した二塁打がそれだ。そんな不運に見舞われながらも4月はリーグ2位タイの8本塁打を記録したのだから、あっぱれと言うしかない。

 今季はア、ナ両リーグとも40本前後を打てば本塁打王になれるとみる向きが多い。毎月8本のペースをキープすれば48本になるので今後、故障やスランプがなければタイトルに手が届く可能性が出てきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは