阪神の高給助っ人・アルカンタラ＆ロハスは悲願の優勝に必要なコマか否か

大きな期待を寄せられたが…（アルカンタラとロハス＝左）／（Ｃ）共同通信社

　贅沢な球団だ。

　30日、阪神先発のアルカンタラは１点リードの四回、先頭の村上にソロ弾を浴び、７回途中１失点で降板。勝ち負けはつかなかった。

　昨年は韓国で20勝２敗（防御率2.54）で最多勝。やはり韓国で47本、135打点の２冠に輝いたロハスとともに大きな期待を寄せられた。２人はコロナの影響で来日が遅れ、アルカンタラはここまで６試合で２勝１敗（同3.41）の数字を残している。

　阪神OBが言う。

「デビューから２試合連続５失点。その後は６回以上投げて試合はつくっている。毎回７回以上投げてくれたら救援陣も楽になるが、計算できる右腕です。ただし、阪神は外国人枠（１試合４人まで）が悩ましい。今はサンズ、マルテ、抑えのスアレスは外せない。調子を見ながらガンケルとの併用になる」

　問題はロハスだ。来日初打席から21打席無安打は球団ワースト。５月18日のヤクルト戦で初アーチが出たものの、その後は再び15打席無安打で抹消された。この日は、二軍の広島戦で４安打を放つも一軍復帰は遠い。