最速100号王手ヤクルト村上宗隆に清原和博との共通点 21歳の“早熟スラッガー”を徹底分析

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 内田氏は、清原との共通項についてこう見る。

「村上も清原もインサイドアウトでスイングができるから、逆方向に大きな打球が打てる。右と左の違いはあるが、軸足の力、ねじりをパワーに変えて押し込んで打てるのも2人の共通点。これまで私が見た中では、松井秀喜はプルヒッターで、いかに引っ張って強い打球を打つかという点で王貞治さんと同じタイプ。高橋由伸は腰の回転で飛ばすから2人とは違う。村上と清原は構えこそ違うが、同じタイプでよく似ている。違いを挙げるとすれば、清原は強引なところがあるが、村上の方が器用なので、打席で粘りがありますね」

■188センチの巨体の生かし方

 名球会会員の山崎裕之氏もこう言う。

「2人とも選球眼が良くて大振りではなく、レベルスイングでコンパクトに強く振れる。しっかり球を呼び込んで打つ分、逆方向にも飛ぶ。しかも、2人は同じ188センチ。清原は入団当初、村上より線が細かったが、1年目からほぼ全試合に出場するなど体が人一倍頑丈で、下半身がドッシリしている。下半身主導の理想的なフォームといえます」

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