北京五輪は大丈夫? 欧州のアルペン、ジャンプ選手が競技場を不安視

公開日: 更新日:

 心配はもっともだ。

 夏季五輪ではメダル量産の中国も冬季大会はさほど目立たない。これまで金メダルは13個。うち10個はショートトラックだ。最多メダルは2006年トリノと10年バンクーバーの11個。母国開催の北京大会では、最低でも20個のメダルは欲しいところだ。

 そんな中国の強化拠点のひとつがフィンランド。同国ボカティにある五輪トレーニングセンターなどの施設で、現地指導者からジャンプやフリースタイルスキー、スノーボードなどの指導を受けている。

 現地関係者が言う。

「中国がメダルを狙っている競技は実績のあるショートトラック、フリースタイルスキーのエアリアル、スピードスケート、カーリング、フィギュアのペアです。冬季五輪の花形であるアルペンスキーのほか、ジャンプ、複合は勝負になりません。そういう事情もあって、欧州のアルペンやジャンプの選手は競技場に不安を持っている。施設建設については、国際競技連盟が指導や視察をしているが、ひとつのミスが命にさえ関わるので、選手は現地で早く滑りたいのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ