“移籍志願”発言に揺れる大谷 エ軍は再契約を切望するなら「レイズ」フロント引き抜きを

公開日: 更新日:

 大谷翔平(27)の周辺がかまびすしい。

「ファンも球団自体の雰囲気も好きだが、それ以上に勝ちたいという気持ちが強い」

 本拠地最終戦での大谷の発言は、全米で波紋を呼んだ。投げて9勝、打って46本塁打。かのベーブ・ルース以来となる本格的な二刀流で注目された選手が、移籍志願とも取れるコメントを発したのだから無理もない。

 12日付「MLB.com」は、「エンゼルスがこの冬、直面する5つの重要な問題」のひとつとして「大谷は契約延長に合意するか?」との記事を掲載。球団はあと2年、契約が残っている大谷との契約延長を望んでいるが、大谷は合意するか。オフシーズンの後半まで待って決断する可能性が高いと報じている。

 大谷が加入して以降の4年間はすべて負け越し。オフの間に来季以降、期待できそうな補強ができれば、大谷も再契約に応じるかもしれないということだ。

「昨年就任した編成責任者のミナシアンGMはブレーブス出身。長年、昔ながらのチームづくりにかかわってきた。GM補佐やスカウトもブレーブスから引っ張ってきましたけど、そのブレーブスはデータ重視のチームづくりに舵を切って、立て直しに成功した。いまや結果を出しているチームのほとんどはデータ至上主義ですから」(在米特派員のひとり)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情