巨人・原監督が新たに3年契約 組閣発表で「コーチ陣リーダー」を明確化した本当の狙い

公開日: 更新日:

 第2次原政権の2012年から19年まで巨人でバッテリーコーチなどを務めた野球解説者の秦真司氏がこう指摘する。

「今年は『野手総合』という肩書のコーチが多く、打撃、守備、走塁の全般が見られて自由度が高い半面、どのコーチがどの選手に何を教えたのかが分からなくなり、選手が混乱したり、コーチ陣が情報を共有できなかった可能性があります。攻撃面に関しては、元木ヘッドに選手の情報を集約させ、統一を図りたいのでしょう。コーチのリーダーを決めることで、今年はあいまいになっていた責任の所在をはっきりさせる狙いがあると思います」

 次期監督の有力候補でもある阿部コーチは、帝王学を学ぶ期間として位置付けられる。

 さらに桑田コーチが投手部門のチーフとなったため、仮に「投壊」となっても阿部コーチが責任を負うことはなさそうだ。

 一方で来季も貧打が続くようなら、原監督に代わって責任を取らされる立場になった元木ヘッドにとっては、シビアな役目になりそうだが、「トカゲのシッポ切り」でお茶を濁すだけではファンは納得しない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!