巨人投手コーチは桑田補佐が「チーフ」に昇格 原監督の“独裁”ストップ期待にも冷めた見方

公開日: 更新日:

 ヤクルトとのCSファイナルステージで、1勝もできずに終戦となった巨人。シーズンも借金1で3位と惨敗に終わりながら、原監督の続投は決まっており、宮本投手チーフコーチが退任し、責任を取る形となった。

【写真】この記事の関連写真を見る(22枚)

 昨季リーグトップだったチーム防御率は、今季は3.63で4位。9月に入ると、中4、5日の短い登板間隔で先発投手を5人で回したものの、10連敗を喫するなど、9月以降の43試合で先発に白星がついたのは6試合。宮本コーチは最終戦の後、「(中4、5日は)私の提案。成績が出せなかったのは私の責任」と懺悔した。ただ、さるチーム関係者は「これは原監督が言い続けている構想」と擁護する。つまり、宮本コーチは詰め腹を切らされたということだ。

 代わって来季は桑田真澄投手チーフコーチ補佐(53)が「チーフ」に昇格する。CS敗退から一夜明けた13日には、自身の休日を返上し、ジャイアンツ球場でのファーム練習を視察した。前出の関係者は「開幕前まで『先発は135球で完投して欲しい』などと持論を語っていた桑田コーチも、開幕後は原監督や宮本チーフに気を使って静かにしていました」と言うが、今季の完投数は4でリーグ3位タイ。23試合少なかった昨季と同じ数である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?