荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が「二所ノ関」襲名のナゼ? 名跡譲渡は角界でもレアケース

公開日: 更新日:

 角界総出の「育成計画」幕開けだ。

 荒磯親方(35=元横綱稀勢の里)が現在の名跡から「二所ノ関」になると、複数のスポーツ紙が報じた。

 現在の二所ノ関親方の元大関若嶋津は、来年1月で定年の65歳。定年延長制度を利用するとみられ、元稀勢の里の「荒磯」と交換するようだ。

 大相撲の一門は全部で5つ。「二所ノ関」のように一門の名を冠するものは、ただの親方株のひとつではなく、その一門の総帥と見なされる。

 ある親方は「それにしても珍しいですね」と、こう続ける。

「二所ノ関部屋は部屋付き親方が3人おり、名跡はそのうちの1人、放駒親方(元関脇玉乃島)が継承するものだと思われていた。後継者が他にいるにもかかわらず、他の部屋の親方に名跡を譲るのは角界でもレアケース。おそらく二所ノ関一門、ひいては協会も稀勢の里を『将来の理事長候補』と考えて、今から英才教育をしようという考えではないか」

■知名度に差

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ