阿炎“キャバクラ豪遊”の厳罰から返り入幕でV争い 来場所以降もストイックさを維持できるか

公開日: 更新日:

 怒涛の突っ張りが炸裂した。

 26日、幕内復帰の阿炎(27)が息をつく暇もない猛攻で大関貴景勝を撃破。1敗をキープし、27日は無敗の横綱照ノ富士と対戦する。

 昨年はコロナ禍でのキャバクラ通いで3場所出場停止という厳しい“お灸”を据えられ、今場所、返り入幕を果たしたばかり。それがまさかの優勝争いである。

 この日は立ち合いで1度待ったがかかるも、「集中力を切らさず、当たれたのが良かった」とは阿炎。集中力のなさが問題視されていた以前とはまるで別人だ。

 ある親方は「厳しい言い方になるけど」と、こう続ける。

「今場所はある意味、重圧はありませんからね。出場停止処分明けは今年3月場所だったので“みそぎの場所”というわけでもない。三役争いをしていた以前とは異なり、大負けしたって『ブランクがあるから』と見られ、誰からも責められなかったはず。だからなのか、引きやいなしで目先の勝ちを狙うこともない。処分前より突っ張りの威力が増したのは、余計なことを考えずに前に出る相撲に徹することができているからです。まさしく『結果が後からついてくる』という状況です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった