阿炎が返り入幕で5連勝!「体」より「精神面」にテキメンだった謹慎効果

公開日: 更新日:

 文字通り、人が変わったかのようだ。

 前頭15枚目の阿炎(27)が18日、天空海に快勝。幕内では自身初となる「初日から5連勝」となった。

 阿炎は昨年7月場所中、コロナ禍にもかかわらず数度キャバクラに行ったことが発覚。協会の定めた新型コロナのガイドライン違反となり、3場所出場停止処分を食らった。

 今年3月場所から幕下で土俵復帰すると、そこは元三役力士。怒涛の勢いで白星を重ね、今場所が返り入幕だ。

「謹慎前と比べると、一回り強くなって帰ってきましたね。体も少し大きくなり、立ち合いの圧力も増したのでしょう。4日目は194キロの魁聖をもろ手突きから押し切った。何よりも、精神的に成長した。以前の阿炎は言ってしまえばちゃらんぽらん。仕切り中にキョロキョロするなど、相撲に集中できていない様子だった。それが今は表情も引き締まり、眼前の相手に集中できている」(ある親方)

 キャバクラ騒動当時は新婚で子供も生まれたばかり。さすがに本人も思うところがあったのか、処分後から現在に至るまでは錣山部屋で生活。再び妻子と暮らすのは「幕内で勝ち越してから」と決めている。小結時代は上位陣に苦戦していた阿炎。一皮むけて、さらに上を目指せるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?