青学大の箱根総合圧巻V生んだ原監督「言葉のマジック」 4連覇含む総合9度制覇の名将が分析

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 さらに澤木氏は「原マジック」にも注目している。

「選手をやる気にさせる方法は大きく分けて2つある。ひとつは、適切かつ適度なトレーニングで記録を伸ばし、自信を持たせること。もうひとつは言葉の魔術です。原監督の言葉は、選手の心に深くしみ込むといわれている。日頃のコミュニケーションや練習中のアドバイスが『やる気のホルモン』といわれる神経伝達物質(セロトニン)を分泌させ、ここぞというときに気持ちを奮い立たせているのではないか。とはいえ、今はどんな競技も一人の指導者でチームが強くなる時代ではない。フィジカルやメンタルのコーチ、医学や栄養面のサポートなど、複数指導者の目が欠かせない。箱根駅伝の監督は成績が悪ければ解任されるプロの指導者です。青学の1強を許してはいけません」

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