楽天・三木谷オーナー「ウクライナ10億円寄付」に賛同の声も…ナインが抱える複雑な思い

公開日: 更新日:

 称賛の声が広がっている。27日、ロシアの侵攻を受けているウクライナ政府に10億円を寄付する意向を表明した、楽天グループの三木谷浩史会長兼社長(56)。自身のSNSで、面識のあるウクライナのゼレンスキー大統領に宛てた英文の文書を公表するとともに、「僕達にできることは本当に限られていますが、家族と相談し10億円をウクライナに寄付することにしました」と投稿すると、ネット上には「素晴らしい」「大きな意義がある」と賛同するメッセージが相次ぎ、ツイッターでは「三木谷氏」がトレンド入りした。

 経済誌「フォーブス」が発表する2021年度版の「日本長者番付」によれば、三木谷氏の資産は8260億円で7位にランクイン。経営者として世界からも注目されるが、その一方でオーナーを務めるプロ野球の楽天は12球団で最もシビアなチーム運営をすることで知られている。

 コロナ禍の影響で開幕が遅れ、シーズン試合数が120に縮小された20年にはいち早く選手の年俸削減に言及。約50億円の赤字を計上したその年の年俸交渉では、「収支など球団経営の実態を選手一人一人に開示する異例のやり方でシビアな査定を行った」(球界関係者)。首脳陣やスタッフも“厳冬”を強いられ、収益が改善された昨年オフまで尾を引いたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  1. 6

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」