新庄開幕プランに暗雲が…日本ハム“頼みの綱”は「中田資金」で獲得した新外国人

公開日: 更新日:

 試合開始早々、新庄監督率いる日本ハムがハプニングに見舞われた。

■野村離脱、近藤は途中欠場

 16日の西武戦。「4番・中堅」で出場したチームリーダーの近藤(28)が、初回2死一塁から左越えに先制の適時二塁打。走塁時に左膝に違和感を覚えたため、直後の守備に就かずに途中交代した。アイシングで様子を見るというから大事を取ったのだろうが、チームで最も計算の立つ打者だけに今後が気になるところではある。

 なにしろ主砲候補の野村(21)がキャンプ終盤に左足首を捻挫して開幕はほぼ絶望。2019年から2年連続でパの最高出塁率をマークした「安打製造機」まで故障なら、チームで計算の立つ野手は、ほとんどいなくなってしまう。

 オープン戦5本塁打の万波(21)を筆頭に底上げを図っている「ビッグボスチルドレン」は期待できても、計算が立たない。

 この日は新外国人のアルカンタラ(30)が「5番・二塁」でオープン戦初出場、八回の4打席目に中堅へ二塁打を放った。今年の新外国人は例年に比べて年俸が高い。ガント投手(29)の2億4000万円を筆頭に、ヌニエス内野手(27)は1億8000万円、ポンセ投手(27)は1億円、アルカンタラは6000万円。球団OBによれば「年俸3億4000万円の中田(32)を巨人に放出して浮いた人件費をつぎ込んだ」そうだから、頼みは新外国人という雲行きになってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ