日ハム金子が二軍でメッタ打ち大炎上も…限界説に反し「開幕一軍濃厚」のワケ

公開日: 更新日:

 日本ハムの最年長投手・金子千尋(38)がメッタ打ちにされた。

 13日に行われた教育リーグのロッテ戦に先発した右腕は四回までに9失点と大炎上。それでも五回まで投げ切り、最後は無失点に抑えた。

■新庄監督も期待?

 オリックス時代に沢村賞を受賞した金子が日本ハムに移籍したのは2018年オフ。初年度こそ先発投手として8勝7敗、防御率3.04と活躍したが、成績は下降の一途。昨季は8試合に登板して0勝4敗、防御率6.21。年俸は約43%減の2000万円となった。ネット上では限界説の声が日増しに大きくなっているが球団内では「開幕一軍が濃厚」ともっぱら。

 球団OBがこう語る。

「当初から5イニングを投げる予定だったのかもしれませんが、木田二軍監督は金子の投手としての立ち居振る舞いを二軍の選手たちに見せたかったのではないか。メッタ打ちにされたり、思うように試合が進まなかったら態度が荒れる投手もいますが、金子はそうしたそぶりを一切見せない。マイペースでなおかつ、不調の中でもベストを尽くそうと最後までもがく。投手だけでなく野手も見習うべき格好のお手本のような存在で、その姿勢は球団内で高く評価されています。年々成績は落ち込んでいますが、先発、リリーフとどのポジションでもこなす。もう一花咲かせる可能性は十分ある」

 大ベテランの意地を見せられるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋