花巻東・佐々木麟太郎に大物の予感 「ここぞの場面」で結果を出せることが大きい

公開日: 更新日:

 春のセンバツでスターが誕生する気がする。

 花巻東(岩手)の2年生スラッガー・佐々木麟太郎のことだ。

 まだ下級生なのに、部長はもちろん、いつも苦虫を噛み潰したような表情のエライさんまで注目している。昨秋の明治神宮大会で佐々木を見た部長は、「足と守備はハッキリ言って良くない。走るスピード自体、遅い上、一塁守備にしてもグラブさばきや打球に対する反応が悪い。ただ、バッティングに関してはそんな欠点を帳消しにして余りあるものをもっている」と、こう言う。

「打ち方、タイミングの取り方、ボールとの距離感がいいうえに、左方向にも長打を打てる。何より、ここぞの場面で結果を出せるのは大きい。明治神宮でも、いいところで打ってたからな。清原や松井秀喜らプロでもスターになった連中は、チャンスに強かった。特にプロはそうそうチャンスが転がっているわけじゃない。少ないチャンスをモノにするだけのものを備えた選手とそうでない選手には大きな差があるように思う」

 だからといって、下級生のうちからチェックする必要はあるのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学