阪神・矢野監督「途中休養」まっしぐら…“後ろ盾”が球団人事で親会社復帰し孤立無援

公開日: 更新日:

 切り札投入でも勝てなかった。

 3月31日の広島戦。カープ相手に過去2年で9勝3敗と大きく勝ち越してきた秋山が6回途中3失点で降板。打線もわずか2得点と振るわず、球団史上ワーストとなる開幕6連敗を喫した。すでに今季限りでの退任を表明している矢野燿大監督(53)を巡っては、早くも球団周辺で「途中休養説」が囁かれ始めている。

 開幕6連敗したチームが優勝したのは1960年の大洋のみ。これ以上連敗した球団が優勝した例はない。阪神では95年に開幕5連敗を喫した中村勝広監督が7月半ばに途中休養。今回の阪神と同じく開幕6連敗を喫した2009年の横浜・大矢明彦監督は5月18日、シーズン37試合目にして休養に追い込まれた。

中日・落合監督クビも同様のケース

 矢野監督に追い打ちをかけそうなのが4月1日付の球団人事だ。

 18年オフに矢野政権誕生に尽力した谷本修副社長が、親会社である阪神電鉄のスポーツ・エンタテインメント事業本部長に就任。取締役オーナー代行として球団に籍を残すものの、実務からは離れることになった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘