西郷真央も“貯金”に助けられ3勝目…国内女子プロが露呈した悪条件下での深刻実力不足

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【ヤマハレディース】最終日

 単独首位発進の西郷真央(20)が、2週連続優勝で今季3勝目を挙げた。

 最終日は2位に5打差をつけてのスタートだったが、雨が降る悪コンディションに76と崩れ、終わってみれば2位との差は1打に縮まっていた。

 終盤は17番パー3で3パットのボギー、18番パー5はティーショットを右に曲げてOBとなりダブルボギーをたたいたが、それでも首位の座を一度も明け渡すことなく逃げ切った。前日までの“貯金”が大きかったといえる。

「雨が思った以上に降って、大変な一日になると覚悟して最終日に臨んだ。雨の中でバタバタして反省点はあるけれど、優勝できてよかった。悪天候の中でのミスの傾向を分析して、スコアをまとめられるように頑張りたい」(西郷)

 女子プロの場合、総距離が6500ヤードを超えるコースではスコアメークが難しくなるといわれる。さらに会場は女子ツアーのなかでもタフなコースとして知られ、4日間の平均ストロークは73.72で、最終日が一番悪くて74.40。出場69選手中、アンダーパーで回ったのは9選手しかいなかった。

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