宮崎紘一
著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

変わらない、変えられない日本男子ツアーの限界…人気低迷とスポンサー離れどこまで続く?

公開日: 更新日:

 まさに、大山鳴動してなんとやら、である。

 3月25日に都内ホテルで日本ゴルフツアー機構(JGTO)の第10回定時社員総会と臨時理事会が開かれた。

 最大の焦点は4期目の再選を狙った青木功会長(79)の去就だ。2016年に長引く男子ツアー低迷によるスポンサー離れを食い止め、新規大会を増やす“切り札”として選手会から懇願されて会長職に就任した。

 ただネームバリューはピカイチでも、ビジネスや交渉事はズブの素人だ。

 本人もそれは百も承知だったのだろう。最初は「2期4年」と期限を切って会長職を引き受けたのも、「どこまでやれるか」という不安の表れだったようだ。

 それは的中し、試合は増えるどころか、むしろ減少の一途。自身の能力に限界を感じたのか、青木会長は親しい人物を次々と執行部に引き入れた。

 19年から青木会長の現役時代にスポンサーだった企業の担当者を重要ポストに据えた。

 さらに個人的に付き合いのある人物を次々と理事として迎えて、「青木シンパ」をつくり上げていった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず