大谷翔平ガッツポーズ&ヘルメットぶん投げの波紋…メジャーで“感情爆発”は報復の対象に

公開日: 更新日:

 大谷翔平が二刀流の聖地で大暴れしたと、日米のメディアが騒いでいる。

 日本時間6日、元祖二刀流ベーブ・ルースの本拠地だったフェンウェイパークのレッドソックス戦で投げて3勝目、打って2安打1打点。投打にわたる活躍を敵地ボストンのメディアも絶賛したものの、気になったのが大谷の派手なガッツポーズであり大声だ。

 投げるたびに大きな声を上げ、打者を三振に打ち取るたびにこぶしを握りしめたり突き上げたり。それだけ気合が入って感情が高ぶるのだろうが、米球界で感情をあらわにするのは得策ではない。

 メジャーは家庭内暴力などで実刑を食らい、刑務所とマウンドを行ったり来たりの選手がいる一方、相手に対する礼節や敬意は日本球界以上に重んじる。

■最近はやたらと感情を爆発させるシーンが目立つが

 例えばこの日の大谷のような派手なガッツポーズはご法度。投手が打者を打ち取ったとき、打者が投手から本塁打を放ったときに感情を爆発させるのは、相手に敬意を払っていないとみなされる。本塁打を打ってすぐに走らなかったり、塁間をゆっくり走るのも同様だ。これらは「アンリトンルール」と呼ばれ、ルールブックに明記されていないとはいえ、報復の対象になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  1. 6

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    メジャー挑戦組出場の追い風になるのか? 巨人岡本は「絶対に出たい。ただ…」

  4. 9

    阿部巨人かつての盟友・李承燁氏に打撃コーチ緊急打診の深層…来季首脳陣発表後にナゼ?

  5. 10

    星野監督と1週間連続の晩飯ざんまい…ハワイ自主トレ中に突然、「星野ですう~」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ