マジョルカ劇的勝利で降格圏脱出! 久保建英の「レアル復帰」成否は最終節に

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 日本代表FW久保建英(20)が所属するスペイン1部マジョルカが2部降格のピンチを脱した。降格ゾーン18位のマジョルカ(勝ち点33)は日本時間16日、ホームに12位ラージョを迎えた。この試合を落とし、同時刻キックオフの17位カディス(同35)が首位のレアル・マドリードを破れば、マジョルカの2部降格が確定する。

 マジョルカが1-0リードで迎えた後半15分に同点に追い付かれ、その4分後にベンチスタートの久保(写真)が交代出場。26分と40分にシュートを放つなど見せ場をつくった。もっとも窮地を救ったのは助っ人選手の久保ではなく、後半29分にピッチに登場したマジョルカ下部組織出身のFWアブドン(29)だった。

 後半アディショナルタイム2分。右サイドからのクロスをファーで待ち構え、ボールを冷静にトラップして左足でシュート! 値千金の決勝ゴールが、右サイドネットに吸い込まれていった。

 劇的勝利のマジョルカは、1-1で引き分けたカディスと勝ち点36で並び、直接対決の結果で順位が入れ替わり、最終節を前にマジョルカが降格ゾーンから脱出。降格決定と同時に「今オフのレアル復帰は100%なくなる」ともっぱらの久保もホッとひと息だろう。

 最終節の相手は9位オサスナ。キックオフは23日午前1時30分である。

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